初めまして!!
このサイトでは海外のインフルエンサーや起業家を中心に人生よりよく生きるための知識を皆さんと共に学んでいきたいと思います。
こちらは後編となります
スタンフォード大学の准教授であり,神経科学者でもあるアンドリューヒュバーマン博士とトラウマ治療や依存症回復の専門家でスタンフォード大学の研究にも協力しているライアン・ソアヴェ博士の対談動画を参考に負のループから抜け出す方法を解説します。
今回参考にした動画はこちら
依存症について
ここからは2つの依存症に絞って話していきたいと思います。ただこれらは他の依存症にも応用できるのでぜひ活用してください。
アルコール依存症について
アルコール依存症は,他の薬物と共通点が多くありますが,適量であればそこまで深刻なものにはなりません。アルコール依存症だけでなく,依存症においては依存行動を他の行動に替えることが大きな鍵になります。体内のエネルギーを消費するランニングなどが効果的です。
アルコールは他の薬物と比べると深刻ではありますが,アルコールを摂取することでレム睡眠を強力に妨げ,記憶や学習,感情の安定に悪い影響を与えます。もしアルコール以外の依存症で悩んでいたとしたらアルコールを止めることがその依存症を治すきっかけになるかもしれません。
ギャンブル依存症について
ギャンブル依存症については特に治療が難しい病気であり,命を落としてしまう人も少なくありません。人生において,努力せず得られるドーパミンは最も危険なものの一つになります。努力を止めることで抜け出すことが困難な負のループに陥ってしまいます。ギャンブル依存症の場合は個人ではなく他の人を頼ったり,専門家に助けを求めることが重要です。
根本的帰属の誤り
アルコール依存症では世界中でアルコール依存症を脱却するグループがあり,そこでは12ステップの脱却プログラムがあります。なんとそこでアルコールについて触れられているステップはわずか最初の1ステップのみです。それ以降は残りの人生をどう生きるのか,どう生きたいのかについて考えていきます。よって依存症で最も大切なことはどうやって依存症を治すかではなく,なぜその依存症になったのか,辛いこと,苦しいことから逃げるために依存症になったのか考えることです。依存症は人生の壁にぶつかっている人に多い傾向があります。もちろん人生最高潮な人が依存症に悩むケースもありますが,多くの人はSNSがやめられない,お酒を飲みすぎてしまうなどのそこまで深刻ではないことの積み重ねから負のループに陥ってしまっていると思います。
HALT
依存症回復やセルフケアでよく使われる概念で「HALT」というのがあります。
Hungry(空腹)、Angry(怒り)、Lonely(孤独)、Tired(疲労)の頭文字です。これらが深刻化しているときに依存行動が誘発されていきます。逆にいうとこのHALTを改善することで依存行動を抑制することができます。
これらは瞑想などのマインドフルネスによって改善することができます。そして今回はマインドフルネスと少し違った視点からNSDRについて紹介します。
NSDRについて
NSDRについて,過去に触れていますが詳しく触れていきたいと思います。
スタンフォード大学准教授に学ぶ過去と未来を排除する究極の瞑想(後編)
(↑こちらは後編になります)
NSDRとは「Non-Sleep-Deep-Rest」の略で眠らずに深い休息を取ることができます。やり方としては深く鼻から息を吸い,口から完璧に息を吐き切ります,吐く時に唇を薄めるとなお良いです。
このNSDRはヨガニドラとほぼ同義になっています。ヨガニドラは数千年の歴史を持ち,ヒンドゥー教の神話の中にも出てきています。これは仏教などで有名な瞑想にも深く関わっており昔から行われ続けたものであります。「眠りのヨガ」とも呼ばれており,体は完全にリラックスした状態にできるのに対し意識には干渉しません。よってむしろ睡眠に入りやすくなります。
宗教や昔の伝承だからなどの理由から懐疑的に見られていましたが今やヨガニドラや瞑想は世界中で研究されており大きな効果が認められています。
ヨガニドラをすることで精神を大きく安定することができます。最もよい時間は朝と夜に行うこと,次に夜に行うことです。時間は20m分ほど取るのが理想ですが10分でも効果はあります。依存行動を取るタイミングを予測し先にNSDRをする予定を取ることで気付いたら負のループを抜けているかもしれませんね。
感情や心が不安定な時は呼吸に意識するだけでも落ち着きを取り戻し,瞑想をすることで自律神経のコントロール能力を活性化できます。これによってどんな困難なことが迫ってきた時にも対処できる力を養うことができます。
余裕があれば瞑想も挑戦してみてください。
スタンフォード大学准教授に学ぶ過去と未来を排除する究極の瞑想(前編)
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